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2014-11-13

兵器人間


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『兵器人間』

監督 ライアン・ベルガルト

主演 ジョーダン・ファリス


超問題作にして話題作の『武器人間』のオコボレを狙った便乗作品だろうと期待せずに観ましたが、その低い期待をさらに下回る出来に唖然としました。

まずタイトルからしてこじつけ! ほとんど内容を反映していません。

演出が間延びして緊迫感もないし、登場人物も取って付けたようなステレオタイプ。

特殊メイクもスプラッターもチープでお粗末。

どうせなら徹底的に遊べばいいのに、中途半端なお遊びシーンを入れるから腹が立つだけ。

もうね、準新作の100円レンタルでしたが、それでも観て後悔しました。

オススメ度 
ガッカリ度 ★★★★★

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2014-11-08

ドリームハウス


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『ドリームハウス』

監督 ジム・シェリダン 

主演 ダニエル・クレイグ
 

仕事で家庭を顧みなかった男が会社を辞め、家族とのんびり暮らすため郊外に家を買った。

その新居で、次々と不可解な出来事が・・・。

導入部は典型的なホーンテッド系ホラーなのだが、鑑賞が進むにつれ、いい意味で期待を裏切ってくれる。

恐ろしいゴーストも出なければビックリ箱的なコケ脅しの演出もなく、スプラッター的な描写もない。

ある意味で地味だ。

だが自我の崩壊を疑似体験するような不安と恐怖はなかなかのもの。

並のサイコ・サスペンスならラストのどんでん返しに使うような仕掛けを中盤で惜しげもなく使っているあたりも攻めている。

そして、すべての謎が解けた後に待っているのは、涙だったりする。

地味だけど名作です。オススメ。



オススメ度 ★★★
感情揺さぶられ度 ★★★★

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2014-11-04

ヌイグルマーZ


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『ヌイグルマーZ』

主演 中川翔子・武田梨奈

監督 井口昇

原作 大槻ケンヂ


タオル地の身体にボタンの瞳、ぬいぐるみと美少女が合体して悪と戦う、ふわふわもこもこの変身ヒーロー、それがヌイグルマーだ!

原作は大槻ケンヂの小説『縫製人間ヌイグルマー』(角川書店)。原作と映画では設定に違いがあるものの、それぞれ味のある作品として楽しめる。

そして監督は『電人ザボーガー』で、昭和40年代前半生まれ限定で僕たちを興奮のるつぼに陥れた鬼才・井口昇である。

この映画、井口作品に免疫がないとやたらチープに見えるかもしれない。だが、それがこの監督の持ち味。狙いすまし、計算しつくされた結果としてのB級アクションなのだ。

ゾンビの大群による阿波踊りというカオスな場面も、ミョーに絵になっていて目が釘付けだ。

テイストはB級でも、アクションは手抜きなし。ヌイグルマーを演じる武田梨奈はもちろん、敵の雑魚キャラでさえ動きがキレっキレですよ。

しょこたんも、アクションがんばりまちた。

なにより、特撮と中川翔子の主題歌が壮絶にカッコイイ!

不覚にも感動してちょっと泣いた。



オススメ度 ★★★★
B級度 ★★★★★

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2014-10-31

デンジャラス・バディ


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『デンジャラス・バディ』

主演 サンドラ・ブロック メリッサ・マッカーシー

監督 ポール・フェイグ


FBIのエリート捜査官が地方警察に派遣され、性格が正反対の粗暴な地元刑事とコンビを組み、対立しながらも事件を解決していく――という、使い古された設定の刑事物。

しかし、サンドラ・ブロック演じるエリート刑事の微妙な残念加減と、メリッサ・マッカーシー演じる地元刑事の想像を凌駕するシッチャカメッチャカぶりが、きわめて斬新な印象を与える。

とくにメリッサ・マッカーシーの存在感が凄い!

マシンガンのように連射される品性下劣な暴言、気持ちいいほどのヤサグレ度、漫画のような体型にアニメのようなアクション。

100点満点ですね。

ストーリーは、麻薬密売組織を仕切る謎のボスを追うというありふれたもの。事件そのものは単純だし、ドラマチックな展開もありません。

しかし、二人の女刑事が事件を追う過程で、同僚や犯罪者、家族たちと繰り広げる掛け合いだけで視聴者の目をグイグイ引っ張っていきます。飽きるシーンが一瞬もない上質のエンターテイメントに仕上がっています。

この物語は連続ドラマで観たいところだ。

オススメ度 ★★★★★
名女優ブッ壊れ度 ★★★★

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2014-10-28

ラスト・ワールド(ややネタばれ)


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『ラスト・ワールド』

監督 ジョン・ハドルス

主演 ソフィー・ロウ 他


核戦争によって死の世界と化した地上。生存者は20名。だが用意されたシェルターの定員は10名。さあ、どうする?

じつはこれ、高校の哲学の授業で行われた思考実験。

学生たちはそれぞれ、教師から様々な職業と属性を与えられ、人類存続のために誰を救い、誰を切り捨てるかを選択し、その結果をシュミレーションする。

極限状態でのエゴ、裏目に出る選択――教師は学生たちの理論のほころびを指摘し、より過酷な状況に追い込む。

危機的状況も、仲間たちの死も、空想の産物とわかりきっている。なのに思考実験をイメージ化した映像はスリリングで目が離せない。演出が巧みなのだ。その点は素晴らしい。

しかし終盤、せっかくの演出を台無しにする展開が待っている。

てっきり、生徒たちが団結して、教師が用意した設定と理論に矛盾を見いだし、そこを逆手に取って全員が生き残り、なおかつ世界を救う、最適な選択にたどり着くような気持ちいい逆転劇を期待していたのだが……。

まさか、すべてオッサンの嫉妬オチとは……。

百歩譲って、嫉妬なら嫉妬で、じつは物語が入子構造になっていて、もうひと展開あるのかと期待したが、それもなく、あのラストはあんまりでしょう……。「まだ1発のこっているぞ」のシーンに引っ掛けたつもりだろうが、それでは弱い。弱すぎる。

まあ、順新作の100円レンタルで観たからダメージも少なかった。新作料金で観なくてよかったよ。うっかり映画館で観たら悔やんでも悔やみきれなかったね。

オススメ度 
ガッカリ度 ★★★★

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プロフィール

大城竜流

Author:大城竜流
廃業寸前の売れない物書き。

noteで怪談を公開しています。
https://note.mu/ds_oshiro

缶詰のブログもやっています。
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野中亮の名義で徳間書店から小説を数冊出版しています。

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