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2014-09-13

ソード・ロワイヤル

『ソード・ロワイヤル』

監督 ウー・アールシャン

主演 安藤政信 他

2010年 中国


てっきり、復讐をテーマにしたソード・アクションだとばかり思っていた・・・事実、「復讐」も「ソード・アクション」も、映画の重要な構成要素ではあるのだが・・・。

全体的にバカっぽいのだ・・・。

もっとシリアスな映画を期待していたが、アテが外れた。

しかし、「アテが外れた映画」と「つまらない映画」は別物である。要は角度の問題だ。180度アテが外れれば、それはつまらないものだろう。だが360度アテが外れたなら、ちょうど一回転して「面白」にジャストミートするのだ。

この映画は、そのパターンである。

まず、突き抜けた映像のセンスに圧倒された。時空を超えた入れ子構造のストーリー展開にも目が離せない。民話的な「間抜けっぽさ」を違和感なく組み込む演出も効果的だ。

DVDを買うほどではないにしても、レンタルならじゅうぶん観る価値はあります。

オススメ度     ★★★
作品の切れ味度 ★★★★★

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安藤政信、キティ・チャン 他

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2014-09-13

私の開高健


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『私の開高健』

細川布久子 著

集英社


もと担当編集者による開高健の回想録である。

ファンには興味深い内容であるが、作品と乖離した芸術家の私生活を覗き見するようで、少し後ろめたい気がした。

あるいは芸術家にとって、私生活も作品として評価される覚悟が必要なのだろうか。

芸術家じゃなくてよかった。

オススメ度    ★★★
天才の悲哀度 ★★★★

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わたしの開高健わたしの開高健
(2011/05/26)
細川 布久子

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大城竜流

Author:大城竜流
廃業寸前の売れない物書き。

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野中亮の名義で徳間書店から小説を数冊出版しています。

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