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2014-10-31

デンジャラス・バディ


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『デンジャラス・バディ』

主演 サンドラ・ブロック メリッサ・マッカーシー

監督 ポール・フェイグ


FBIのエリート捜査官が地方警察に派遣され、性格が正反対の粗暴な地元刑事とコンビを組み、対立しながらも事件を解決していく――という、使い古された設定の刑事物。

しかし、サンドラ・ブロック演じるエリート刑事の微妙な残念加減と、メリッサ・マッカーシー演じる地元刑事の想像を凌駕するシッチャカメッチャカぶりが、きわめて斬新な印象を与える。

とくにメリッサ・マッカーシーの存在感が凄い!

マシンガンのように連射される品性下劣な暴言、気持ちいいほどのヤサグレ度、漫画のような体型にアニメのようなアクション。

100点満点ですね。

ストーリーは、麻薬密売組織を仕切る謎のボスを追うというありふれたもの。事件そのものは単純だし、ドラマチックな展開もありません。

しかし、二人の女刑事が事件を追う過程で、同僚や犯罪者、家族たちと繰り広げる掛け合いだけで視聴者の目をグイグイ引っ張っていきます。飽きるシーンが一瞬もない上質のエンターテイメントに仕上がっています。

この物語は連続ドラマで観たいところだ。

オススメ度 ★★★★★
名女優ブッ壊れ度 ★★★★

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(2014/12/19)
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2014-10-30

ペット探偵は見た!


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『ペット探偵は見た!』

藤原博史 著

扶桑社


今回紹介するのは、迷子のペット専門の探偵業「ペットレスキュー」の代表を務める著者の、失踪動物捜索レポートです。

動物の習性や個性を手掛かりに追跡し、様々な方法を駆使して情報を収集する。その過程で、ペットを取り巻く人間模様も浮き彫りになっていく。なかなかドラマチックな展開で、飽きずに読み進めることができる。

捜索する動物も様々で、犬や猫はもちろん、ウサギ、プレーリー・ドック、フェレット、鳥類、タランチュラ、正体不明の毒蛇とバラエティーに富んでますね。

感動的なエピソードや心温まる話題もありますが、なかには目を背けたくなるような記述や、せつなすぎる物語も……。

また、もしペットが迷子になった場合、どう動けば効率のよい捜索ができるか、そのノウハウを惜しげもなく公開しています。人間同様、ペットの捜索も「初動捜査」の充実が再会の鍵を握るようです。実用面でも充実している一冊ですね。

ペットを飼っているかた、動物好きのかた、読んで損はありませんよ。

蛇足ですが、この本を原作にドラマ作ったらヒットすると思う。ドラマで動物を扱うのは大変らしいけど……。

オススメ度 ★★★★
いざというとき役立つ度 ★★★★

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ペット探偵は見た!ペット探偵は見た!
(2013/06/27)
藤原 博史

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2014-10-29

世界の怖い夜


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毎回楽しみにしている恐怖スペシャル『世界の怖い夜』

いつものように部屋の電気を消して視聴した。

恐怖映像は新作ぞろいで、いずれもいい出来。

だが心霊スポット検証はちょっと退屈で眠くなった。

視聴中、二度ほど外から窓をたたく音がしたが、気にしない気にしない。

ローラのリアクションが薄く、受け応えもちぐはぐだったが、お父さんのことが気がかりだったのか、あるいはいつものことか。

お坊さんの「怖いポイント」が独特で、お勉強になりました。

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2014-10-28

ラスト・ワールド(ややネタばれ)


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『ラスト・ワールド』

監督 ジョン・ハドルス

主演 ソフィー・ロウ 他


核戦争によって死の世界と化した地上。生存者は20名。だが用意されたシェルターの定員は10名。さあ、どうする?

じつはこれ、高校の哲学の授業で行われた思考実験。

学生たちはそれぞれ、教師から様々な職業と属性を与えられ、人類存続のために誰を救い、誰を切り捨てるかを選択し、その結果をシュミレーションする。

極限状態でのエゴ、裏目に出る選択――教師は学生たちの理論のほころびを指摘し、より過酷な状況に追い込む。

危機的状況も、仲間たちの死も、空想の産物とわかりきっている。なのに思考実験をイメージ化した映像はスリリングで目が離せない。演出が巧みなのだ。その点は素晴らしい。

しかし終盤、せっかくの演出を台無しにする展開が待っている。

てっきり、生徒たちが団結して、教師が用意した設定と理論に矛盾を見いだし、そこを逆手に取って全員が生き残り、なおかつ世界を救う、最適な選択にたどり着くような気持ちいい逆転劇を期待していたのだが……。

まさか、すべてオッサンの嫉妬オチとは……。

百歩譲って、嫉妬なら嫉妬で、じつは物語が入子構造になっていて、もうひと展開あるのかと期待したが、それもなく、あのラストはあんまりでしょう……。「まだ1発のこっているぞ」のシーンに引っ掛けたつもりだろうが、それでは弱い。弱すぎる。

まあ、順新作の100円レンタルで観たからダメージも少なかった。新作料金で観なくてよかったよ。うっかり映画館で観たら悔やんでも悔やみきれなかったね。

オススメ度 
ガッカリ度 ★★★★

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ソフィー・ロウ、ジェームズ・ダーシー 他

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2014-10-27

MOZU


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『MOZU』 シーズン2

原作 逢坂剛

主演 西島秀俊・香川照之


取り上げるのが少し遅くなりましたが、シーズン2始まりましたね。

シーズン1の最終回はほとんど事件が未解決のままブツ切りで終わりましたが、海外ドラマを見なれると気にならないから不思議です。

事実、海外ドラマを意識して作っていますし。

毎回大事件が起きているわけではないが、シーンごとの「演出された一大事感」で物語に停滞を感じさせず視聴者をグイグイ引っ張っていく手法は海外ドラマ独特のテクニック。

原作を読んだのはもう四半世紀前で、どんな話かよく覚えていない。「こんな話だったか?」と戸惑いながらも、新鮮な気持ちでドラマを見ることができる。

出演者も豪華だし、視る気にさせるドラマですね。

オススメ度 ★★★
大真面目度 ★★★★

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2014-10-26

里山資本主義


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『里山資本主義――経済は「安心の原理」で動く』

藻谷浩介・NHK広島取材班 共著

角川oneテーマ21


戦後の日本を支えた(とされている)大量生産大量消費、競争原理、エネルギー集約、高度成長、グローバリズムを前提とした経済システムを〈マネー資本主義〉とするならば、余剰物活用、共生、エネルギー分散、地産地消に根差した生活様式を意味するのが〈里山至上主義〉との造語である。

冒頭、ほんの一例として製材で出た木片を燃料とした〈木質バイオマス発電〉や廃材を利用した〈エコストーブ〉を紹介している。

「しかし、それで日本のエネルギーはまかなえない。実行すれば3日で全国の森林が禿山になる」

そう思った。私だけでなく多くの人々がそう考えるようで、著者は同様の反論を嫌になるほど浴びたらしい。やはり冒頭、〈木質バイオマス発電〉や〈エコストーブ〉で原発がなくなるわけではないと断りを入れている。

著者が主張するのは、紹介した技術を、低コストで導入可能な環境であればサブシステムとして活用してはどうかということだ。エネルギーの供給元は多様化、分散化したほうがいざというときに便利だという。言われてみれば、その通りである。

ではなぜ、紹介された技術に対し、私や多くの人々は「全エネルギーをそのシステム一択で確保しなければならない」と無意識に考えてしまったのだろう?

労働も技術もエネルギーも、集約した方がコストが安く効率的だと教わり続けてきた。しかしその神話は先の大震災で脆くも崩れた。残るは利権だ。集約システムの上に既得権益を構築した一部の権力と資本が、メディア戦略によって我々の価値観や思想をコントロールしているのではあるまいか。

陰謀論はこのぐらいにして本の内容に戻ろう。

高齢化、少子化、過疎化、耕作放棄など、地方の弱点を逆手に取ったビジネスや行政、生活様式が、本書には多数紹介されている。(ただし無責任な田舎暮らし賛美ではない)

なかでも重要なのは〈簿外資産〉というキーワードだ。よく脱税とセットで使われる表現なので悪い印象があるかもしれない。しかし、ここでいう簿外資産とは、金銭に換算できない財産のこと。身近に水源や作物を作れる土地がある環境や、余剰物を融通しあえる人間関係などがこれにあたる。より多くの簿外資産を確保しておけば低収入でも豊かに暮らせるし、有事によって経済や流通が一時的に機能停止しても生活を維持できる。

ただし簿外資産は金銭に換算できないだけに消費やGDPに貢献しない。よって国家や経済団体などは無視か否定の態度をとるだろう。

また、バブル崩壊以来刑期が低迷し「失われた20年」と自虐しきりな日本経済が本当に破綻寸前なのか、財政と金融の面から冷静に分析している点も興味深い。

この本を特に、就職を控えた若者に読んでほしい。メディアは「就職が困難」と毎日のように脅し文句を垂れ流すが、そんな情報は企業が若者を安く酷使するための方便にすぎず、労働形態や生活様式に柔軟性と多様性をもたせれば豊かに暮らしていけると本書は教えてくれる。

日本には、まだけっこう希望が詰まっているのだ。

オススメ度  ★★★★★
なんとかなる度 ★★★★

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里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
(2013/07/10)
藻谷 浩介、NHK広島取材班 他

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2014-10-25

マッサン 4週目!


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NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』

他社製造のワインが爆発する事故が相次ぎ、国産ワインの消費が一気に冷え込む。

そのとばっちりで主人公・亀山の勤める住吉酒造も倒産の危機に。

自社商品の安全性を客観的に証明するため、またも本題のウイスキー造りは中断となる。

しかし、こういう試練系の展開は大歓迎。

おかげで亀山と鴨居社長のからみも増えた。

優子が見合いするのしないのと揉める一方で、亀山は鴨居社長のクリエイティブ魂に翻弄される。

ヘッドハンティングのエピソードなども加わって、やっとドラマのエンジンがかかってきた感じ。

痴話喧嘩でまた来週なのは残念だが、面白い週でした。

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2014-10-24

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら


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『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』

工藤美代子 著

メディアファクトリー

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「本当にあった」を標榜する怪談本は数多いが、ノンフィクション・ライターが体験した怖い話をまとめた本は珍しい。

恐怖のリアリティーに「わかりやすさ」を求める向きには打って付けの本だろう。タイトルは、ちょっとだけ残念だ。

内容は、ノンフィクションという要素にこだわらなければ普通の怪談である。深夜お風呂に入るのをためらうほどに怖く、睡眠時間を削られるほどには面白い。それでも、この本より怖い作り話が、いくらでもあるのは事実。

お化けや幽霊の話になると、「そんなの作り話にきまってる!」と切って捨てる人がいる。

まったく無意味な発言だと思う。

怪談とは、怖い話を聞いた人の内面に立ち上がる恐怖の質感こそ重要なのであって、事実か作り話かなど大した問題ではないのだ。

むしろ、怪異に真実を求めすぎるのは危険だ。

長い人生、ときには「真実」としか思えない神秘体験に直面することもあるだろう。だがそれは、霊感商法やカルトが仕組んだ罠の第一段階であるケースも少なくないのだから。

あくまでも怪談は「お話」として聴き、語るのが、良識ある大人のスタンスだ……まあ、良識ある大人は怪談などに縁はないのかもしれないが。

オススメ度     ★★★★
事実ゆえの恐怖度 ★★

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(2011/05/20)
工藤 美代子

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2014-10-23

すべてがFになる


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『すべてがFになる』

原作 森博嗣

主演 いろんな人


期待しないで観たら、その期待を大きく下回りました。

やはり主役級の役者(誰とは言わない)、二人の芝居が拙いと、どんなに原作が優れていても見る気が失せる。

『ガリレオ』の路線を狙ったのだろうが、お世辞にも成功とは言い難い。

演出面で特に目を引くところはない。音楽もありきたりだ。

事件は複雑なうえ地味なので、ついていくのが辛い。

1話完結ならまだしも、謎は次回に続く。

探偵役が金持ちの権力者という設定も古くさい。

この物語のドラマ化は、やはり無理があったのではないだろうか?

第1話に限って、評価すべき点は見出せなかった。

次回以降に期待したいが、多分もう見ない。

オススメ度  
失敗の予感度 ★★★★


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2014-10-22

GU


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ニットキュッキュー♪

この歌が、頭から離れない……。

GUのCM「ローラ・アントワネット」シリーズの新作、ニット編である。



CMである以前に、映像作品としてレベルが高い。

商品を前面に出さず、「美」と「センス」を企業イメージとして視聴者に植え付ける戦略は大成功である。

こうして私もマーケティングに加担してしまうほどに。



前作のスカート編も見事でした。

本当にローラさん、美しいですねえ。

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プロフィール

大城竜流

Author:大城竜流
廃業寸前の売れない物書き。

noteで怪談を公開しています。
https://note.mu/ds_oshiro

缶詰のブログもやっています。
http://ameblo.jp/ds-0046/

野中亮の名義で徳間書店から小説を数冊出版しています。

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