酒後メン 2014年10月04日

2014-10-04

ザ・メンタリスト

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『ザ・メンタリスト』

主演　サイモン・ベイカー

CBI（カリフォルニア州捜査局）の捜査顧問として活動するパトリック・ジェーンは、他人の心を読み取り、操る「メンタリスト」としての類稀なる能力を駆使し、難事件を次々と解決する。

捜査顧問に抜擢される以前はコールドリーディングの才能を活かして霊能者を騙り、様々なメディアに露出して人気を博した。ある日、テレビ番組で連続殺人犯のレッド・ジョンを「霊視」して面白おかしく揶揄する。その結果、シリアルキラーの怒りを買い、愛する妻と娘を惨殺されたというトラウマがある。

どんな時でも冗談を忘れず、同僚や事件関係者をからかってばかりいるジェーンだが、警察の捜査に協力するのはレッド・ジョンの正体を暴き、復讐をとげるためなのだ。

他人の心を見透かし、土足で踏み込むなど、上から目線の傲慢な行為だ。だが、その傲慢さゆえに妻子を失ったジェーンは、どれほど高飛車な態度をとろうが他人の心を操ろうが、所詮は負け犬なのだ。その設定と、演出が見る者の共感を呼び、人気を支える重要な鍵となっている。口は達者だが腕っ節はからきしで、犯人逮捕は同僚に丸投げという点も親しみやすい。

また、俳優に恵まれたのも、このドラマの強みだろう。主役のパトリック・ジェーンを演じるサイモン・ベイカーはまさにハマリ役。（さらに日本語吹き替えの郷田ほづみが素晴らしい仕事をしてる）脇を固める同僚役も個性的な（ちょっとマンガ的だけど）俳優を抜擢している。

物語は、ジェーンがレッド・ジョン追うという大きな流れはあるものの、基本的に毎回風変わりな事件が発生してそれを解決する1話完結形式。

この文を書いていて、あらためて気付いた。主人公のキャラクターが本当に大好きだわ。

オススメ度　　　　　　★★★★★
吹き替えのハマリ度　★★★★★

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