2014-11-15

バス・ラプソディー


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『バス・ラプソディー 1970-1980’s
日本を彩ったルアーたちの物語』

三浦修(著)

釣り人社


70年代半ばから80年代にかけて、日本のバス・フィッシィングは手探りの状態で始まり、思考錯誤を繰り返しながら、一歩一歩、技術と道具が進化していった。その折々のエピソードを、日本のバス・フィッシィングの生き字引とも言える、『Basser』編集長がつづった貴重な記録である。

個人的にこの時代は中学、高校で、熱にうかされるかのごとくバス・フィッシィングにのめり込んでいた。当時はインターネットなど想像すらできなかった時代。本場アメリカからの断片的な情報が、雑誌やショップを介して伝言ゲームのように届くだけ。

不完全な知識のモジュールを自分なりに再構築し、ああでもない、こうでもないと思考錯誤する毎日。もちろん大半は失敗。振り出しに戻ってやり直し。思い込みばかりが先行して空回りし、ずいぶんと的外れなこともやったものだ。だからこそ、当てずっぽうが見事的中したときのテンションの上がりっぷりと言ったら、もう猿の一歩手前レベルだった。

この本を読んで、当時の思考錯誤と興奮がありありと蘇った。

もちろん、バス・フィッシィングの普及と進化は外来種のゲリラ放流という違法行為に支えられた側面もあるため、手放しで賛美することはできない。

現在は、ネットで検索すれば、ほぼすべての情報が瞬時に手に入り、大きなショップへ赴けばたいていの道具は買うことができる。断片的な情報の再構築や思考錯誤や道具の改造は、よほどマニアックな釣り人以外は必要がない。

とても便利だ。もちろん便利なほうがいいに決まっている。

だけどあの頃の、思考錯誤のドキドキ・ワクワクは、一生色あせることのない宝物だ。

オススメ度 ★★★★
マニアにしかわからない度 ★★★★★

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バス・ラプソディーバス・ラプソディー
(2013/02/25)
三浦修

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大城竜流

Author:大城竜流
廃業寸前の売れない物書き。

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野中亮の名義で徳間書店から小説を数冊出版しています。

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